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その⑤:自分でできるツボ療法-大椎(だいつい)

2月 6th, 2006

p30_5-thumbその⑤:大椎(だいつい)

 「風邪は百病のはじめなり」と東洋医学では言います。いわば風邪(かぜ)は万病の元というわけです。それだけに風邪を予防したいものです。
 東洋医学では、風邪を風(ふう)の邪(じゃ)と捉え、身体を犯す原因とみなします。身体のバリア機能が低下すると、「風の邪」は容易にバリアを通過して体内に侵入します。そうなると様々な症状を引き起こしますが、その代表が感冒、いわゆる風邪です。

 一方、体表のバリア機能を司っているのが、体表をめぐる衛気(えき)です。衛気は、身体を衛(まも)る陽気のことで、様々な外邪から身体を防御する働きをしています。この衛気の巡りをよくするツボが「大椎」です。
 「大椎」は、第7頸椎(けいつい)と第1胸椎の棘突起(きょくとっき)の間にあります。首を前に曲げると首と背中の付け根に飛び出る椎骨があります。それが第7頸椎の棘突起です。「大椎」の「大」は文字どおり大きいという意、「椎」は椎骨の意、つまり大椎は大きな椎骨のことで、第7頸椎を指します。大椎は、手足の陽経(ようけい)が交わることから体表の機能を高める効果があるとされています。したがって、風邪(かぜ)から体を守るには体表を流れる衛気が充実していることが大切で、それには「大椎」のお灸が効果的です。風邪を引きやすい方、あるいは風邪のひきがけで寒気がするような場合、「大椎」の温灸をお勧めします。3壮(一度にすえるお灸の回数)程度がよいでしょう。ドライヤーで温めてもよいのです。なお、発熱状態の場合には、医師に診てもらってください。 p30_illust-thumb

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