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はり治療による長胸神経麻痺に関する報道についての照会に対する読売巨人軍の回答について

9月10日(日)に、読売巨人軍所属のトレーナーの医療過誤に関する記事が複数の新聞社によって伝えられ、9月21日付けではり、きゅう関連9団体連名により株式会社読売巨人軍に対して公開質問状を送付した件で、11月8日に読売巨人軍からの回答書を受け取りましたので、ここに全文を掲載致します。



以下原文



公益社団法人 全日本鍼灸学会
会長 久光 正 様

日本伝統鍼灸学会
会長 形井秀一 様

公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会
会長 伊藤久夫 様

公益社団法人 全国病院理学療法協会
会長 平野五十男 様

公益社団法人 東洋療法学校協会
会長 坂本 歩 様

公益社団法人 日本鍼灸師会
会長 仲野弥和 様

公益社団法人 日本あん摩マッサージ指圧師会
会長 安田和正 様

社会福社法人 日本盲人会連合
会長 竹下義樹 様

日本理療科教員連盟
会長 栗原勝美 様


冠省 貴団体から9月21日付文書「はり治療による長胸神経麻痺に関する報道についての照会」が当球団に送達されたことを受けて、当球団は当該選手を診察した複数の医師から、あらためてお話をうかがいました。

いずれの医師も、選手の症状等から長胸神経の不全麻痺であり、 それに伴う前鋸筋の機能低下であるとの診断に変わりはないと話されています。また、発症時期や当該選手の問診等から、長胸神経の麻痺は、 当球団のトレーナーが行った鍼治療が原因となった可能性が考えられると答えられました。ただし、鍼治療以外にも、 強いカがかかる他の外的要因によって長胸神経の麻痺が生じた可能性もあるとの意見も出ました。

お話をうかがった医師はいずれも、 経歴や專門分野における実績等に秀でており、当該選手に関する診断は信頼に値するものと当球団では考えています。

当該選手の長胸神経麻痺はすでに回復しております。また、当該選手を施術したトレーナーは、現在も当球団のトレーナーとして勤務しています。当球団は鍼治療が有効であることを十分認識しており、現在も多くの選手やスタッフに対して鍼治療が行われています。今後も引き統き鍼治療を活用していく方針に変わりはありません。

末筆ながら、 貴団体の益々のご発展を祈念しております。

                                        草々                      

                                    2017年11月7日

                                  株式会社読売巨人軍
© Japan College Association of Oriental Medicine.

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