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Archive for 12月, 2005

その2:自分でできるツボ療法—労宮(ろうきゅう)

12月 25th, 2005
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その2:労宮(ろうきゅう)

p29_2-thumb ”癒やしの時代“といわれています。アロマセラピーをはじめ、様々な癒やしの術が行われています。そうした中で古くから癒やしの術として愛用されてきたのがツボ療法です。ツボ療法では、ツボへの快適刺激を通して心地よさを引き起こします。心地よい感覚が刺激部位から次第に全身に波紋のように広がっていきます。そうなると体の中をくつろいだ時間が流れ、自ずと心身がリラックスします。そうした効果を比較的簡単に引き出すことができるのが労宮のツボです。
 労宮は手のひらの中央で手を握ると中指の先端が手のひらに当たるところにあります。労宮の「労」は労働の意、「宮」は皇宮や中室、中央の意、つまり労宮とは働く手の中央にあるツボということです。このツボは心包経という経絡に属しています。心包(しんぽう)という臓腑は心の臓と一緒になって精神機能を司(つかさど)ります。
 労宮を中心に手のひら全体をやや強めに指圧をするととても心地よく、気持ちがゆったりとします。全身の緊張も次第にゆるんできます。宮労の指圧は、自分でやるよりは身近な人にやってもらうとより効果的です。
 手は気持ちを伝えてくれる大切な部位です。また、相手の気持ちを受け取ることができる部位でもあります。そのことから医療の原点は「手当て」にあるとされています。手はまさに癒やしをする大切な部位です。
◇毎日ライフ2004年4月増刊号◇より

爽やかツボ療法

爽やかツボ療法【健康をより健康に】

12月 5th, 2005
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 家庭でできる「爽やかツボ療法」を紹介します。ここでは、「なんとかならないかなあ…」と思いつつも、ついつい放置しがちな、肩こりや疲労感などの不快症状に効果的なツボを、それぞれ1つ紹介します。ツボを1つ覚えるだけですから、簡単です。ツボを刺激することを生活の中に組み込み、健康増進を図ってください。自分で行うツボ療法で最も大切なことは、継続することです。

爽やかツボ療法
—日々を快適に—
明治鍼灸大学 健康鍼灸医学教室 矢野 忠
◇毎日ライフ2004年4月増刊号◇より

爽やかツボ療法

その1:自分でできるツボ療法—神闕(しんけつ)

12月 5th, 2005
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その1:神闕(しんけつ)
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 人は誰でも健康でありたいものと願っています。わが国は「健康日本21」という政策を打ち出し、国民の健康を推進しようとしています。特に本政策は、生活習慣病の予防を意図したものです。高血圧症や糖尿病などの生活習慣病はいったん病になると治ることはありませんが、幸いにも本格的な病になる前の段階で生活習慣を改善すると健康を取り戻すことができます。そういったことから予防が可能な病気でもあります。しかし、特定の病気予防ということよりは、日頃から健康を維持し、増進することができれば、これにこしたことはありません。
 東洋医学では、健康とは「気血(きけつ)」というエネルギーが過不足せず、しかも滞ることなく人体を流れている状態をいいますが、それには「五臓六腑」の機能がよい状態に維持されていることが必要です。その臓腑の機能を調整するツボが「神闕」です。
 「神闕」は、腹の真ん中、つまり「へそ」に当たります。「神闕」の「神」は計り知れない変化という意、「闕」は重要なところの意、つまり「神闕」は計り知れない効果のある重要なツボということで、古来「養生」に用いられてきました。また、冷えたものの過食や寝冷えによる腹痛・下痢の軽減にもよく使用されています。臓腑の調子が良ければ、気血をよく産生します。すなわち体に元気を供給してくれることになります。
 「神闕」には、「生姜(しょうが)灸」が効果的です。やり方は、少し温めた生姜を3ミリの厚さに切り、それを「神闕」の上に置き、その上に指頭大の艾(もぐさ)をのせてお灸を3壮(一度にすえるお灸の回数)しましょう。お腹の中が温まり、とても心地よい状態になります。週1回のペースで生姜灸を続けてみましょう。
◇毎日ライフ2004年4月増刊号◇より

爽やかツボ療法